Amazon商標登録の申請手順を初心者向けに完全解説

こんにちは、Nakoです。Amazonで自分ブランドの商品を育てていると、ある日突然「うちのブランド名で知らない商品が出ている」という事態が起きることがあります。商標を取っていないと、そのとき打てる手がかなり限られてしまうんです。
実は、商標登録って聞くと「費用が高そう」「手続きが複雑そう」と感じる方が多いんですよね。でも、いざ調べてみると自分で進められる部分も多くて、思っていたより取り組みやすいと感じています。この記事では、特許庁への出願からAmazon Brand Registryへの登録まで、一連の流れをまとめていきます。
商標登録の申請は、特許庁への出願→審査(12〜18か月程度が一般的)→登録の順で進みます。電子出願なら自分でも申請でき、1区分あたりの費用は出願料と登録料を合わせて4万円台が目安です(料金は改定される場合があるため、特許庁公式サイトで最新情報をご確認ください)。商標の出願番号を取得した段階でAmazon Brand Registryへの申請も可能になります。区分の選び方と先行商標調査さえ丁寧にやれば、初心者でも十分チャレンジできます。
Amazon商標登録が必要な理由と取るべきタイミング

商標なしで販売し続けるリスク
結論から言うと、商標がないとブランドを守る手段が大幅に減ります。
商標を登録していない状態では、第三者が同じ・または似たブランド名を先に出願してしまうと、こちらが「本家」であっても使えなくなるリスクがあります。Amazonではとくに、商品ページの乗っ取り(カートの強奪)や、模倣品が自分のブランド名で出品されるケースが報告されています。
商標があれば、Amazonの知的財産侵害申告フォームから迅速に対処できますが、なければ「ブランド名の実質的な所有者」を証明するのが難しくなります。
Amazon Brand Registryとの関係
Amazon Brand Registryとは、Amazonが提供するブランドオーナー向けの保護・管理プログラムです。登録するとA+コンテンツの作成やブランド分析ツールへのアクセスが可能になります。
つまり、Brand Registry = Amazonのブランド保護機能への入り口なんです。
この申請には商標の登録番号または出願番号が必要で、登録完了を待たなくても出願中の段階から申請できます(詳しくはQ&Aセクションで触れます)。日本の特許庁が発行した出願番号も対応しています。
登録に最適なタイミングの目安
次のいずれかに当てはまる方は、商標出願を検討してみてください。
- 自分のブランド名を決めて最初の商品を作ったとき
- 広告費をかけ始めて、ブランドへの投資額が増えてきたとき
- 商品ラインナップが2〜3品以上になったとき
売上が出てから動くより、早めに出願しておく方が「先取りされるリスク」を減らせます。
Nako の経験から 物販を続けていると、「ブランド名で検索したら知らない商品が出てきた」という話を周囲のセラーさんからよく聞きます。商標を持っていた方は比較的スムーズにAmazonへ申告できた一方、持っていなかった方は対処に時間がかかっていました。早めに動いておくことの大切さを、周囲の事例を見て実感しています。
商標登録申請の全体の流れと費用の目安

特許庁への出願〜登録までのステップ一覧
- J-PlatPatで先行商標を調査する
- 区分(商品・サービスの種別)を決める
- 特許庁の電子出願システムで願書を作成・提出する
- 出願番号を取得(この段階でBrand Registry申請が可能)
- 審査(12〜18か月程度が一般的)
- 登録査定が届いたら登録料を納付
- 商標登録証が発行される
自分で申請する場合の費用内訳
電子出願(インターネット出願)の場合、1区分あたりの費用目安は以下のとおりです。
| 費目 | 目安 |
|---|---|
| 出願料 | 区分数に応じた額 |
| 登録料(10年・一括納付) | 区分数に応じた額 |
1区分のみで進めた場合、出願料と登録料を合わせると4万円台になるケースが多いとされています。区分が増えると比例して費用も上がります。最新の料金は特許庁公式サイトでご確認ください。
弁理士に依頼した場合の費用と使い分け
弁理士に依頼する場合、特許庁への官公費に加えて弁理士報酬が発生します。報酬額は事務所によって異なり、出願〜登録まで込みで10万円以上になるケースが一般的です。
こんな使い分けが参考になるかもしれません:
- 自分で申請:調べる時間はあるが費用を抑えたい、区分が1〜2個
- 弁理士に依頼:複数区分で展開予定・類似調査に不安がある・時間を買いたい
Nako の経験から 正直、最初は「弁理士に頼まないと無理かな」と思っていました。でも実際に特許庁の公式解説を読んでいくと、自分で調べて進められる部分がかなりある印象でした。私の周囲では、1区分であれば自力で出願にチャレンジした方も少なくないですよ。
特許庁への商標出願手順(自分で申請する方法)
J-PlatPatで先行商標を調査する
J-PlatPat(特許情報プラットフォーム)は、特許庁が提供する無料の知財情報検索システムです。
商標出願前に確認しておきたいのが、自分が使いたいブランド名と同じ・または似た商標がすでに登録・出願されていないかどうかです。
調査手順のポイント:
- J-PlatPatにアクセスし「商標」→「商標検索」を選ぶ
- ブランド名をテキスト検索して類似商標がないか確認する
- 登録済み・出願中のものが出てきたら区分と称呼(読み方)も確認する
似ている商標があると拒絶の原因になるため、この工程は丁寧にやっておくことが大切です。
区分(商品・サービスの種別)を選ぶコツ
商標登録には「どのカテゴリ(区分)で権利を取るか」を指定する必要があります。1〜45類まであり、商品の種類によって適切な区分が異なります。
Amazonで中国輸入品を販売する場合の例:
- キッチン用品 → 21類
- 衣類・アパレル → 25類
- 日用雑貨・文具 → 16類 など
迷ったときはJ-PlatPatの区分検索や、特許庁が公開している「商品・サービス国際分類表」で確認してみてくださいね。
区分は後から追加できますが、追加出願には別途費用が発生します。「将来的にこのカテゴリにも展開するかも」という商品があれば、最初から複数区分を取ることも選択肢に入れておきましょう。
特許庁の電子出願ソフトで願書を作成・提出する
特許庁のインターネット出願にはオンラインの「インターネット出願ソフト」を使います。
大まかな流れ:
- 出願人の情報(氏名・住所)を入力する
- 商標(ブランド名)を入力する
- 指定商品・役務と区分を入力する
- 手数料を電子納付する
- 提出完了→出願番号の発行
願書の書き方については、特許庁の「商標登録出願ガイドブック」(公式PDF)に沿って進めると比較的わかりやすいです。
審査中の対応と拒絶理由通知が来たときの動き方
出願後は審査官による審査が始まります。問題なければ「登録査定」が届きますが、先行商標との類似・区分の記載不備などがあると「拒絶理由通知」が届くことがあります。
拒絶理由通知が来たとき:
- 意見書・補正書を提出して反論・修正ができます
- 対応期限が定められているため、通知が来たら早めに内容を確認しましょう
- 内容が複雑な場合はこのタイミングで弁理士に相談するのも一つの手です
Nako の経験から 出願手続きの細かい部分は、物販を始めたばかりの頃は正直手探り状態でした。私の場合、周囲のセラーさんに聞いたり、特許庁の公式解説を何度も読み返したりしながら少しずつ理解していった感じです。「難しそう」という印象より、「調べると意外と情報が多い」というのが実感でした。
Amazon Brand Registryへの登録手順
Brand Registry申請に必要な情報と書類
Brand Registryの申請には以下の情報が必要です。
- ブランド名(商標に登録・または出願中の名称と一致していること)
- 商標の登録番号または出願番号(特許庁発行のもの)
- 登録商標が表示されている商品・パッケージの画像
- Amazonで販売している(または予定している)マーケットプレイスの情報
出願番号は出願した段階で取得できるため、登録完了を待たずに申請を進められます。
申請フォームの記入ポイントと審査期間
Amazon Brand Registry申請はAmazonセラーセントラルの「ブランド登録」ページから行います。
記入時のポイント:
- ブランド名は商標出願時と完全に一致させる
- 商品画像はブランドロゴが明確に写っているものを使用する
- 申請するマーケットプレイスは実際に販売しているものに絞る
審査期間はAmazonの対応状況によって変動しますが、数日〜2週間程度が一般的とされています。審査中に追加情報を求めるメールが届く場合があるため、申請後は登録メールアドレスをこまめに確認しておきましょう。
登録後に使える主な機能(A+コンテンツ・ブランド保護など)
Brand Registryに登録すると、以下の機能が使えるようになります。
- A+コンテンツ:商品ページに画像・比較表を追加してビジュアルを強化
- ブランドストア:自分のブランド専用のAmazon内ショップページを作成
- ブランド分析:検索キーワードや競合データの分析レポートにアクセス
- 侵害申告:知的財産を侵害する商品をAmazonに申告しやすくなる
つまり、登録後は商品の見せ方とブランド保護の両面でできることが大きく広がるんです。
Nako の経験から 物販を続けていると、商品ページの見た目がいかに重要かを実感します。A+コンテンツを活用しているブランドと、していないブランドでは、ページ上の説得力がかなり違うと感じています。Brand Registryへの登録は手間がかかりますが、それだけ得られるものも大きいと私は感じていますよ。
商標登録でよくある失敗と注意点
区分を絞りすぎて後悔するケース
「費用を抑えたい」という気持ちから区分を1つだけに絞った結果、後から別カテゴリの商品を扱おうとしたときに追加出願が必要になるケースがあります。
たとえばキッチン用品(21類)だけで登録したあとに日用雑貨に展開したくなった場合、改めて出願・費用が発生します。最初の段階で「将来的に扱う可能性がある区分」をリストアップしておくと、後の費用を抑えやすくなります。
類似商標に引っかかって拒絶されるケース
J-PlatPatでの調査を大まかにしか行わなかった結果、似た読み方・見た目の商標が存在して拒絶されるケースがあります。
特に注意したいのが「称呼(読み方)の類似」です。見た目が全然違うブランド名でも、読み方が似ていると審査で引っかかることがあります。先行調査の段階でテキスト検索だけでなく「称呼検索」も試してみてください。
Brand Registry申請で弾かれる代表的な原因
- 商標名と出品ブランド名が一致していない:Amazon上の商品に使っているブランド名と商標の名称が異なる
- 商標の区分がAmazonで販売しているカテゴリと合っていない
- 画像にブランドロゴが明確に映っていない
これらは申請前にチェックリストを作って一つずつ確認していくと防ぎやすいです。
Nakoの経験から
正直、最初は「どうせ通るだろう」と思って確認が甘くなりがちなんですよね。私の周囲でも、準備段階の確認不足で余計な時間がかかった方が少なくありませんでした。申請前の確認ステップを丁寧に踏むことが、結果的に一番の時短になります。
商標登録に関するよくある質問(Q&A)
出願中でもBrand Registryに申請できますか?
はい、できます。Amazonは出願番号(登録番号ではなく)でのBrand Registry申請に対応しています。特許庁に出願した段階で出願番号が付与されるため、登録完了を待たずに申請を進めることができます。
ただし、対応している商標庁のリストにない国・地域の商標は使用できません。日本の特許庁は対応していますので、日本での出願であれば問題ありません。
商標が登録されるまでの期間はどれくらい?
出願から登録まで、12〜18か月程度かかるのが一般的です。拒絶理由通知への対応が発生すると、さらに期間が延びる場合があります。
一定の条件に該当する場合は「早期審査制度」を利用することで審査期間を短縮できます。詳しくは特許庁の公式サイトでご確認ください。
中国輸入品でも自分のブランドとして登録できる?
はい、問題ありません。商標は「誰が製造したか」ではなく「誰がそのブランドを使って販売するか」に紐づくため、中国で製造した商品に自分のオリジナルブランド名を付けて販売・商標登録することは一般的に行われています。
ただし、すでに他者が使っているブランド名・ロゴを無断で使用したり、著名ブランドに類似したものを出願しようとすると、拒絶・無効の原因になります。独自性のあるブランド名を選ぶことが大切です。
Nakoの経験から
中国輸入×自社ブランドの組み合わせは、まさに私が取り組んでいるスタイルです。「製造元が中国でも自分のブランドとして展開できる」という感覚は、物販を始めてから少しずつ身についていきました。商標を取ることでブランドとしての「箱」がしっかりする感じがあって、扱う商品に対する自分の意識も変わってくるんですよね。
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